【STAGE 00】 東京〜スタート地点・京

前段

2018年5月

足利義昭公の足跡を辿る旅

今回は原付に乗って移動ですが

スタート地点の京都までが一苦労

道中、義昭公とは別に
戦国史跡を回ってみたいと思います

オドメーター7673kmからスタート!

丸に二つ引きの家紋シールは
道中無事でありますようにとの
お守りのつもりです

東海道を小田原方面へ

天気は晴天

途中まで
「どうでしょう」原付列島制覇とルートがかぶります

人生初の箱根峠越え

戦国的には北条氏を影で支えた
忍者集団 「風魔の巣」

想像以上に「峠」で
こんな坂を走って登るとか…
親を人質にとられてもそんな事できん…
正月の駅伝をみる目が変わる…

芦ノ湖
峠を降り 静岡・田子の浦

前方の半島が伊豆半島

海風が心地よい…
浜松城(静岡県浜松市)

徳川家康の城です

家康が三方ヶ原合戦で武田信玄に敗れ
この城に逃げ帰った時
攻め寄せる追手を欺くために
城の門を開け放ち かがり火を焚いて
「空城の計」を施して
罠があると警戒した武田軍は引き返したという

伝説 があります

浜松市街
三方ヶ原古戦場(静岡県浜松市)
三方ヶ原合戦は

(作中では足利義昭の要請で)
上洛を始めた武田信玄が
浜松城の徳川家康を無視し
鼻先を通り過ぎようとしたため
怒った家康が信玄を後ろから襲うつもりが
逆に撃退され逃げ帰った合戦です
浜名湖
長篠古戦場(愛知県新城市)

三方ヶ原合戦より2年後
信長 家康連合が武田騎馬隊を
鉄砲で殲滅した古戦場です

奥の高架橋が
新東名高速
馬防柵

こうして現地に立つと戦国無双の地形って
ちゃんと実際の地形をベースに作ってる
…っぽいなあと感じました。

戦国無双は一見 史実とかけ離れた
突飛なデザインとか世界観のようにみえますが
資料集読むと、
「この武器はこの時代存在したかどうか」等のこだわりがあったり
さすがコーエー

次回作にはぜひ 義昭公を出して!
武器は でかい筆

戦国史跡じゃないけど
日本三大稲荷の
豊川稲荷へお参りに寄り

御朱印もいただきます

(愛知県豊川市)

大きい神社です
見所は奥の
狐塚!

スーツ姿の出張サラリーマン風の男性が
ずいぶん長い時間たたずんでいたのが
印象的でした…

門前町

到着が遅かったので閑散としてますが

さすが稲荷神社の門前町!
かわいい!
岡崎城(愛知県岡崎市)

やっぱり徳川家康の城

竹千代(ショタ家康)と じじい家康
桶狭間古戦場伝説地(愛知県豊明市)

ここで信長が
兵力10倍の今川軍に奇襲をかけて
義元を倒しました。

周りに建物があると地形が分かりにくいですが
「はざま」なのかな?

(ちょっと離れた場所にもう一つ
桶狭間と伝わる公園があります)

今川義元 戦死の地と伝わる石塔
今川義元の墓と伝わってます
大垣城(岐阜県大垣市)

関ヶ原合戦の
一時西軍の本拠地であったり
前哨戦があったり

そして

関ヶ原古戦場!

島津陣地跡!

2012年春
講談社イブニングで企画が通り
ここから大坂まで
「島津の退き口」を歩いて辿る
レポート漫画を描きました
(「敗走記」)

その節はおかげさまで
無事旅を終えることが出来ました

参拝

一日40km歩行…
今はまず無理です
体力気力がない

「三大出版社での連載」は僕にとって
「オリンピック出場」くらいの出来事なので
本当に緊張してました

描きたい「漫画」があったのではなく
「漫画家」になりたかった。
中身もなく「そこ」を目標にしたことで 苦しむ。
でもその苦しみで アルキヘンロズカンが生まれ
出版してもらえて
それをきっかけに「そこ」に辿りつく…

いまは 目標が ちょっと 変わった

その「敗走記」の時に
取材したけど紹介できなかった

「島津豊久公の顕彰碑」
※墓所(菩提寺)は少し離れた瑠璃光禅寺
ちなみにこちらは烏頭坂とは別。

母国のために必要な
義弘公を戦場から離脱させるため
多くの仲間とともに
迫る敵を食い止め 戦死


混乱の中の戦死ですから
はっきりとしたことは分かってないようですが
本当は ここで死んでなくて
ドリフトするのだ!

いやいや!周囲が鬱蒼とした森で
いかにも異世界に迷い込みそうな場所でしたよ

映画でも漫画でも
男が惚れる男キャラって
描くの難しいと思うのですが

ドリフターズ豊久は 惚れます!

今回は島津退き口とはルートを別に
大谷吉継陣地の脇をかすめて琵琶湖方面へ

安土城を目指します

ここが…

安土城…!

(滋賀県近江八幡市)

今回も
御朱印いただきながら
回るつもりなのですが…

ここでいただける、信長ゆかりの「ハ見寺」の御朱印は
あえて いただきませんでした…

足利義昭公 ゆかりの足跡を辿るので
公の憎んだ信長関連の御朱印は
道中「縁起が悪い」
のではないか…との験かつぎです
安土城階段…!
ノー!バリアフリー!

後年、信長が義昭公に
京都に城を建てて、更にぶっこわすのですが
ここ「安土城」にはその「(旧)二条城」から
運んだ石などもあるそうです。
その時の石には
近隣の寺社から徴集した
「元 石仏」などもあったそうで。

もしかしたら現代のお墓の移設の時みたいに
「魂抜き」のような儀式もしたかもですが…

特に信仰心無くても
元石仏を、足が乗る階段に使うってのは…さすがに…
これも「ただの石だろ」って信長の合理主義
現実主義というものなのでしょうか

ようやく頂上の天主台跡

汗だく!

安土天主台からの景色
信長は夜
安土城をライトアップしたり
逆に城下に灯りをともさせたりしたそうですが
ここから眺める夜景はさぞかし
綺麗だったでしょう

ハ見寺

安土城内にある
信長の菩提寺

修復中でした

そして
ようやくスタート地点

京都へ

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