【4日目】

【2017年3月28日(火)】

岩手県 大船渡市 『盛駅』 スタート

am8:00
大船渡市『盛駅』集合

本日は
大船渡出身シンガーソングライターの「浜守さん」、
金剛寺のご息女(大学生)が参加します
若い女性二人が加入で、
巡礼の平均年齢がぐっと下がり
華やかさがアップ!

いえいえけして!
今までご同道のご婦人方が
華やかではないということではなく!
【20箇所目(二十一番札所)】『洞雲寺』(とううんじ)

永禄3年(1560)開山の古刹です
指定文化財のモミの木がありましたが、
平成5年の台風で倒れ
そのモミの木で彫った、「梅花観音」という観音様も
祀られています。
観音堂
寛延3年(1750)
これから向かう札所でもある
地元の富豪・稲子沢家が
33体の観音像を寄進しましたが
その後、
年月を経て現在は28体の観音様が
祀られています
朝の気持ちよい空気の中
次の札所へ

奥に見える五葉山が
雪景色です
道中、運営スタッフの
Sさんのお宅で
お接待をいただきました

銘菓「かもめのたまご」
おいしかったです!
天気がよいけど
若干 風が強い
河原沿いの道を歩きます
【21箇所目(十九番札所)】『稲子澤観音堂』(いなござわ)

この地域で有名な富家「稲子沢家」(屋号)が
建立した観音堂です。

あの、「遠野物語」のなかで、座敷童の娘二人が
遠野の富豪の家を去ってその後没落する話がありますが
その座敷わらしが 次に向かった家がこの
「稲子沢」家との話が 地元に伝わっているそうです。

座敷わらしファンとしては
ここだったのか!
という驚きがありました

観音様

かつてはこちらには
百一体の観音様が奉られておりましたが
現在は「えさし郷土文化館」の方に
おられるそうです
【22箇所目(二十番札所)】『舘下観音堂』(たてした)

こちらも個人のお宅庭にある
ガラス張りのケースにあるような
珍しい外観の観音堂です
長らく管理家のお宅に
個人的にお奉りされていた観音様だったそうです。

観音様とご一緒に
ご家人の方の遺影が並んでいますが
個人としてちょっとうらやましいです
【23箇所目(二十二番札所)】『長谷寺』(ちょうこくじ)

七番札所「観音寺」につづきこちらの観音堂も
将軍・坂上田村麻呂が
この地の鬼「金犬丸」を滅ぼし
その首を埋めた上に観音堂を建立し
「十一面観音菩薩」を安置したそうです
観音様はこちらの
コンクリートのお堂に安置されています
堂内はちょっとした
博物館のようでした
更にこちらには
宝永元年(1704)
観音堂立て替えの際に土中より出た
33本の「鬼の牙」が安置されています。

ちょっと写真が上手く撮れず
靴下が写ってますが(笑
参加者の中にこちらの地元のご婦人がおられましたが
地元の方々は「鬼(蝦夷)の末裔」であるとの話があるそうで

観音様を大事にお奉りすると同時に
滅ぼされたはずの鬼の末裔であることに
誇りをもっている風もあるようで

紙上の歴史だけでは分からない
当地に出向いて初めて分かる
「空気」があるのだなあと思いました

ここから山道(車道)
若い二人の娘さんは当然のこと
僕より年上の他の参加者の皆さんも
すいすい登ってしまい…
ああもっと日ごろから
体を動かさなくてはと反省
峠の上で
しばし休憩
でも
降ってしまえば大丈夫
赤崎の
津波被害を受けた状態で保存された
震災遺構です
南リアス線 赤碕駅より
大船渡の港方面を望む
【24箇所目(二十三判札所)】『田端観音堂』

漁の際
海から上がった観音様をお奉りしています
観音様は秘仏ですが
とても小さい一寸二分(4センチ)の
「千手観音」だそうです
南リアス線
「赤碕駅」
本日はここで解散です
この日は
大船渡のお宿「昭栄館」に宿泊
ゆっくり風呂に浸かり
夜はスタッフSさんのお宅で
地元の美味をご馳走していただきました
アユの塩焼き!
大変美味しい!
本日頂いた
ご朱印
本日頂いた
ご朱印
 
 

【本日の移動距離 ルート】

【大船渡『盛駅』 〜 5箇所巡拝・山越え 〜『陸前赤崎駅』】
【晴天 10・6km】

【ルート参考MAP】製作中

■NEXT■

■BACK■

■TOP■