【3日目】

【2017年3月27日(月)】

岩手県 住田町 『世田米駅』バス停 スタート

am08:00
『世田米駅]』集合
小雨が降る中、昨日のメンバーが参加
心強い

3日目ともなると
参加者の皆さんそれぞれの個性が分かってきます
そして今日より荷物はサポート車に預けさせてもらい
一気に身軽になりました
天気も悪く 山に雲がかかってます
これまで
雨降りの日の歩行独行旅は
本当に気が滅入って大嫌いでしたが
大勢で歩くと 全く苦にならないのは
面白い発見でした

住田町の町を歩きます
木製創りのおしゃれな役場の脇を通ります
住田町は
火縄銃鉄砲隊で有名です
(昨晩泊めていただいたSさんも所属してます)

藩政時代、住田町近辺の山で産出されたヒノキは
良質な火縄の原料となり、
鉄砲藩として有名な奥州伊達藩を支えました。

さらには、ここ住田町は
南部藩との国境に当たるため
特別に伊達家直参の鉄砲隊が組織されました
【14箇所目(十三番札所)】『向堂観音』

「安産」にご利益のあるとされる
国道脇にある観音堂です

堂内で納経とご詠歌
次の札所へ
再び街中を歩き
【15箇所目 十四番札所】 「満蔵寺」

「気仙大工」の粋を集めた
立派な山門です

良質な材木が多く産出され
自然、材木に意匠を凝らす職人の技が磨かれ
気仙は職人気質の地域なのかもしれません

次の札所まで
小雨の中を7km
雨は雨で
なかなか趣のある景色です
次の「長桂寺」へ
【16箇所目 十五番札所】 「中清水観音」 

【17箇所目 十六番札所】 「長桂寺」


こちらは二つの観音様を
お奉りしています

「中清水観音堂(古屋敷観音堂)」を
管理していた旧家・吉田氏が
長桂寺新築の際に
観音様を寄贈されたことから
観音様二体の札所となりました。

ご住職が
堂内を暖めて待っていてくださり
生き返る心地です
暖かい座敷にて
休憩させていただきました
体も温まり
次の札所へ
ここより再び7kmほど歩きます
「葉山めがね橋」

「義経北行伝説」のルートと被っているので
ゆかりの「弁慶の足跡」があるそうですが
ちょっと外れるので見れませんでした
pm12:30
この道の少し先
「有住小学校」横の公民館の会議室で
昼食をとらせてもらえる事となり
暖かく絨毯の敷かれた会議室でゆくり休めて
本当にありがたかったです
橋を渡り
【18箇所目 十七番札所】 「城玖寺」
むかしむかし戦国時代
このお寺の場所は葛西氏と南部氏の境にあり
葛西家「樋ノ口城」があったそうです。

葛西氏滅亡後は、城も無くなり
その麓に菩提寺が建立され
現在に至っているそうです。
そして
少し歩いて
本日最後の札所
【19箇所目 (十八番札所)】 『金剛院・坂本堂』
もともとは
近くにある岩窟「岩谷観音」に
観音様がお奉りされていましたが
旧道開削のためにお堂が壊され
観音様だけこちらの
「金剛院」(愛宕神社)に移されたそうです。

仏教であれ神道であれ修験道であれ
大切にお奉りする
おおらかな信仰です
観音様
獅子頭
宮古の黒森神楽の獅子頭も黒でしたが
この辺りの獅子はみな
赤ではなく 黒なのでしょうか
3日目も無事終了
バス停まで引き返し
解散です
この日は大船渡まで戻り
通算3度目の宿泊
ホテル「福富」新館へ宿泊

夕方より福田さんのご紹介で
屋台村の「天使の森」へ
ラーメン美味しかったです

こちらでお聞きした「天使の森」女将さんのお話や
『国道45号線』を歌った
大船渡市出身シンガーソングライター
濱守栄子さんのお話や
震災を通しての地元の方の思いやお話を
聞かせていただけました。
この旅の貴重な経験です
甘党の僕にとってこの旅一押しの
地元菓子「なべやき」

名前から「うどん」を想像していましたが
黒蜜のたっぷりかかった
それでいてさっぱりしたお菓子です
昨日 今日と
頂いたご朱印です
山あり海ありが楽しい
大船渡市MAP

大船渡は面白い「昔話」が多くて
いかにも「みちのく」な
雰囲気の町です
 

【本日の移動距離 ルート】

【住田町『世田米駅』集合 〜 6箇所巡拝 〜車で大船渡、ホテル新「福富」宿泊 】

【小雨 18・6km】

【ルート参考MAP】製作中

■NEXT■

■BACK■

■TOP■