【STAGE 02】 滋賀油日

決起!

■■

(奈良より 山を越え伊賀上野方面へ)

幽閉されていた公方様を救い出したのは
兄将軍義輝の側近達でした。

彼らは 幕臣細川藤孝を中心に
医者の米田求政の協力を得て
夜分、「急病となった覚慶(義昭)の往診」を装って
公を救出します。

用意していた駕籠に乗せたとか
背負って夜の山道を走ったとかの説があるそうです。

県道33号

正確なルートは定かではありませんが
伊賀、柘植を経由して
ひとまず幕臣和田惟政の領地へと向かいます。

夜中、こんな山道を辿ったのかもしれない…

笠置町(京都府)をかすめ

木津川沿いを

三重県伊賀上野方面へ

途中 道の駅で休憩

すごい余談  というか怪談ですが…

北野誠さんの「おまえら行くな」DVD
この近くの廃ホテル
そこで撮られた心霊映像は
夜中に見てて「うしろッ!」って声が出るくらい衝撃でした…

エンターテイメントオカルトなので
真偽は不明ですけど
作り物でも あの映像は
下手な映画より背筋が凍るシーン…

二度目の
伊賀上野城!(三重県伊賀市)

今回は島津の退き口とは逆方向へ

あった!

滋賀県甲賀市油日
目印のバス停!

和田公方屋敷跡
幕臣和田惟政の屋敷がありました

和田惟政はゲームなら
忍者で キリシタンで 忠誠心が高くて
序盤から参加する 頼れるキャラ


…でもそういうキャラって
途中で死んじゃうんだ…

ここ 甲賀の地は
都から近い割りに周囲を山に囲まれ
防御しやすいという
潜伏するにはもってこいの土地だそうです

ん…?民家の庭っぽいけど…

入っていいのかな?

案内板がある!ここだ!
うーん

見事に何もない!

城址跡巡りが好きな人とか見れば
あの段差とかもなんだか分かるんだろなあ

人生に知識=興味が増えると
見えてくる物 世界が広がるんだろうな

…僕は かなり 狭い…

なんとなく

親戚の家の庭に

似てなくも ない

田植えの終わった田んぼ
のどかな景色

公方様はここ油日に
約3ヶ月滞在

29才まで
裕福な寺での生活しかしらない若者が

時代の流れに押され

あまた戦国猛者たちの間を漂う
流浪の人生が始まる…

兄将軍義輝を殺した三好一派
自分達の息の掛かった 「阿波公方」(足利義栄)を
将軍に就けようとする

VS

それに対抗するために兄将軍義輝の家臣達
弟の義昭公を寺から救い出し
旗頭に持ち上げる

次の将軍になるのは誰だ!

の 権力争いに巻き込まれ
持ち上げられ

あっけなく

「将軍になる!」ってその気になってしまう

公方様公 29才

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