|
雨のせいで
なんとも気分の落ち込んだ道のり…
こんな日には出歩いてる人もおらず
楽しい出会いなんかないだろう…
今日は早々に旅を切り上げよう…
そう思っていた矢先
前方に停まっていた車から
いきなり声をかけられました「しまさん
ですか?」
「はい」
●
●
え!?
|
震災後、
同じ中学の同級生だった
Kさんという女性が
田野畑村の復興をサポートする
活動をしていて
その関係で
「みちのくにみちつくる」を描いた
僕の事を知って下さった方がいてそれが今、僕の目の前におられる
Sさんでした。
Sさんのことは
僕の方もKさん経由で
小耳に挟んでいたのですが
お互い面識もなく
事前に連絡を取っていた訳でもない方、
『今日』『この時間』『ここを歩いてる』なんて
もちろん伝えていませんでしたし
まさか会えるとは考えてもおらず!
でも「大きな荷物背負って歩いていたので
すぐに分かった」のだそうです。
旅には たまに あるのです
こういう「ご縁」が
|
|
|
場所を 「田野畑駅」の
待合室に移して
|
ストーブの火で
雨で冷え切った手を温めながら
Sさんより
田野畑村の震災当時の事、
震災後の事など
いろいろお話しお聞きしました。実は、田野畑村は
僕にとって「縁」のある村でした。
30年前
中学生時代の修学旅行が
「田野畑村での体験学習」だったのです。
そして
ここで初めて
僕達の体験修学旅行は
当時Sさんが企画したものだと
知らされました。
30年前から
今日のご縁は
始まっていたのです。
Sさんブログ『山と土と樹を好きな漁師』
|
|
|
雨で
気乗りしない一日になると思いきや思いもしなかった出会いがあって
価値ある旅の一日になりました
|
ただ
この嬉しさを報告したくて同級生Kさんに
「久しぶりー!」なんて
テンション高く電話したら
夜勤前で寝ていたらしきKさんに
思いほのか落ち着いた、大人の対応をされてしまってなんか…僕も途中から敬語になってしまって…
いや、なんか ごめん…
勤め仕事もせず
ずっと漫画なんか描いて生活してますと
自分自身「まだ25歳」くらいな感覚があって
たまに昔の同級生と接したりすると
年齢的なギャップを感じたり…
そんな事を考えながら
電車に乗って
一昨日 泊まった「えぼし荘」へ
向かいます
|
|
|
■ |
■ |
|