32話・宮城県七ヶ浜町〜多賀城市

七ヶ浜町 多聞山の
松島四大観「偉観」を目指します
貞山橋を渡り
七ヶ浜町へ
緩やかな坂を
延々登ります
丘の上にあるためか
空が広く感じられる町で、
ここまで歩いて来た土地には
無かった雰囲気です
七ヶ浜町役場前

みちのく潮風トレイルで
辿る町々の役所に、その町のマークなど入った
オリジナルのスタンプなど置いてくれれば
御朱印以外の、スタンプラリー要素もあって
辿り甲斐も増すと思うので

どうでしょう!
新奥の細道という道も
あるんですか
塩釜湾
対岸が塩釜の街です
あそこをグルッと歩いてきました
多聞山展望広場公園
到着
地元の方のちょうどよい散歩コースらしいです
あと、トイレもあるので
タクシーや営業車両の休憩ポイント
公園は普通ですが
景色は素晴らしい!
さすが松島四大観「偉観」
しばし放心…
公園の少し奥には
多聞山毘沙門堂があります
ここもまた地元の方に親しまれるお堂で
33年に一度 開帳されるそうです
作中で使った
広場とベンチ
この旅での松島は
ここで見納めです
七ヶ浜町を後にし
多賀城市へ
貞山堀

貞山は仙台藩主伊達政宗の諡号だそうです
このお堀を使った通運により
仙台の商業が発展しました
多賀城市は
住宅も多い町ですが
この町中にも
この高さの津波が押し寄せました
陸上自衛隊多賀城駐屯地

災害時はいつもありがとうございます
この日はまた別日

多賀城の史跡を廻るため
電車で史跡近くの駅まで向かいました。

多賀城には
仙石線の多賀城駅と
東北本線の国府多賀城駅とがあって
こちらは国府多賀城駅

多賀城市は史跡の町だけあって
史跡の説明案内をしてくださる
ボランティアの方が常駐しておりました

駅前の
東北歴史博物館
「大きさの割には意外と地味な入り口だな」
と思っていたら、実は裏口でした。
立派な正面玄関があることを東京帰って知りました
東北の石器時代から
近現代までを豊富な資料で完全網羅!
縄文センス!
蕨手刀!
でもやはり
個人的に一番気になったのは
こうした民俗学オブジェ!
このセンス!
怖い!

でも面白い!

子供のころ
水木しげる御大の妖怪百科で
「つらら女」の絵が怖くて
開かないようにホチキスで留めたにもかかわらず
でもやっぱり見てしまう

そんな魅力があります

再び 多賀城史跡めぐり

丘を登ります
丘から見た景色
多賀城碑
日本三古碑の一つに数えられる
奈良時代の石碑(実物は博物館に?)
そして
市名の元ともなってる
多賀城跡へ
多賀城国府跡

千年以上昔のお役所跡

残念ながらノーバリアフリー
1200年前
お役人がこの階段を上って
出勤したんでしょう

「(早く次の日曜こねえかな)」とか思いながら
そして退社時には
この景色を見たんでしょう

「(コンビニであんまん買って帰ろ)」とか思いながら
残念ながら
建物は土台のみです
建物が残っていれば
こんな感じらしいです

ちなみに
蝦夷の方々に焼き討ちされてます
ヒャッハー!
奥に三陸自動車道などが見えますが
地形とか雰囲気的には1200年前も現在も
あまり変わらない景色なのではないか…
なんてことを考えます
 

一市町村一絵

七ヶ浜町

多聞山・毘沙門堂

松島四大観のひとつ「美観(偉観)」の眺め
多聞山・毘沙門堂
本尊の毘沙門天は33年に一度開帳され
次回開帳は2029年!

 


一市町村一絵

多賀城市

志引石

人の娘と恋仲となった石の精が
「明日私は他所へ移され砕かれる事になった
誰が引いても動かぬが あなたになら引かれよう」
と言い残し消える
翌日、大勢で引いても動かない石をこの娘が一人で動かし
褒美をもらい幸せに暮らした。
現在その石が砕かれた場所に観音堂が残る


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