『「捨て往来手形」のお話』(その2)

遍路の前半感じていた
「お接待」される事への申し訳なさが
なぜ 旅の後半 無くなったのか?

白衣を着て一歩踏み出した瞬間から
私は何処の某ですという個人が消え
一遍路となって四国を巡る渦に身を委ねる

「あなたは 何処の某だから
お接待する しない」 ではない

そこに気が付いたからかもしれません

 

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